レザークラフトで色々作れるようになったから、売ってみたいと思う人も多いと思います。
やり方や販売方法によっては稼ぐことは十分可能ですが、なんとなく販売して売れたらいいな~程度だとおそらく売れません。
そこで、この記事ではレザークラフト販売で利益をだしたいと本気で考えている人にとって重要なポイントを4つご紹介します。
レザークラフト作品の販売には、他にもたくさんの考え方や方法があるので、一つの視点として捉えてもらえると嬉しいです!
レザークラフト販売で儲かるために重要な「4つのポイント」
まずは、もっとも重要な部分からお話ししていきます。
レザークラフト販売で利益を出して儲かるために重要なのは次の4つのポイントは次の通りです。
1:利益計算をする
2:人に寄り添えるものを作る
3:作品作り以外の雑務もこなす
4:一つのやり方に固執せずにいろいろ試してみる
それぞれ詳しく解説します。
1:利益計算をする
何を売るにしても利益を出さないと続けていけません。
多くの人が難しいと感じる販売価格の設定ですが、とても重要なところなので理解しておきましょう。
レザークラフト販売で利益をだすための計算式は、
原価+利益+手数料=販売価格(1個あたり)
となります。
左側から順番に説明していきます。
ハンドメイドにおける原価とは、
・材料費(革・糸・パーツ代など)
・人件費(制作時間)
・送料・交通費(材料調達・お客さんへの発送)
・梱包代
(・電気代や道具代)
です。
レザークラフト作品はこだわりを持って作る方も多く、時間がかかることもあると思います。ですが、利益を出したいなら「何時間で何個作れたか」を意識しなければいけません。
このように原価とは、材料以外にも『作品を作るためにかかった費用』をすべて足した金額となります。
一般的に商品の販売価格は原価の3~4倍が損をしない適正価格とされています。
ただ、これは全てに当てはまるわけではありません。
ものによっては高いパーツをつけたり、制作時間の長さが違ったりするため、すべての作品に対して一律の利益設定をするのは現実的に難しいです。
なので、商品によって『利益率』を変えるようにしましょう。
例えば、1個売れて2,000円の利益の商品もあれば、1個売れて5,000円の利益の商品もあるということになります。
これは一般的な小売でも普通に行われていることで、原価率を全体で30%あたりにするのがいいといわれています。
商品によって利益率を変えて全体のバランスよくしておくと、無理のない価格設定ができるでしょう。
※ちなみに、具体例をあげてちょうどいい値段のつけ方を教えてくれる本があるので、気になる方はこちらもどうぞ。
>>minne公式本 minneが教える売れるきほん帖の感想とレビュー
価格設定の考え方や売上目標の立て方が詳しくのっていますし、ハンドメイド販売の全体像がわかるので、minneを利用しない人にも必読といえるでしょう。
「松竹梅の法則」などを使って、お客さんが買いやすくなる工夫などの方法も載っていますよ!
あと、個人的には値段をつける時に「ちょっと高い」と「ちょっと安い」で迷うときもあると思います。そんなときは、高い方の値段をつけるのがおすすめ。
理由は、値段の高いものは大切にしたくなるからです。
買った時の値段で、モノに対する扱いの感覚が変わった経験ありませんか?
値段の高いものを買った時、より大切にしようという心理が働く人も多いはず。
高い値段をつけたものは、いい素材を使っているように見えますし、安い値段のものはいくら高品質なものでも「その程度のもの」に見えてしまいます。
なので、迷ったら高い方の値段をつけましょう。
ネットショップや委託販売を利用すると、販売手数料がかかります。
販売手数料とは、自分の作品が1個売れた時に売上手数料から引かれる金額のことです。
個人的に今までの経験では以下の通りで、
・ネットショップ⇨10~20%
・実店舗⇨20~50%
あたりが多かったように思います。
大体の方はインターネット販売から始める思うので、売ってみようかなと思うハンドメイドサイトやネットショップの手数料を確認してみましょう。
>>ハンドメイド販売初心者におすすめの販売サイト4社を比較してみた
2:人に寄り添えるものを作る
人がモノを買うときは、何かしらの「価値」を値段以上に感じたときですが、意識できていない方が多いのではないでしょうか?
モノの価値というのは、作品を作った自分が思っているものではなく、買って使ったお客さんが感じるものです。
これをわかっていないと、「なぜ自分のレザークラフト作品はこんなに素晴らしいのに売れないんだ」となってしまいます。
具体的に説明するととても深く長い話になってしまうので、詳しくはこちらの記事に書いていますので気になる方は読んでください。
>>ハンドメイド販売でまだマーケティングやってないのはヤバイって話。
一般の商品が作られる時の考え方を、ハンドメイド作品を販売に落とし込んで解説しています。
3:作品作り以外の雑務もこなす
自分の作品を売るためには、製作以外にも色々なことをしていく必要があります。
例えば
・販売経路の確保⇨販売サイト探し・ネットショップ構築・店舗への営業など
・梱包⇨売れた時の発送準備など
・出品作業⇨写真撮影・商品登録・営業店舗への発送など
・伝票作りなどの事務仕事⇨発送時につける伝票作り・メッセージカード作りなど
このように、ハンドメイド販売をするにあたって、いろんなことを同時進行でやっていく必要があります。
多くのハンドメイド作家は一人でやっていると思いますが、忙しくなってきたら人に頼んで手伝ってもらうことで効率アップにもつながるでしょう。
作品作り以外のことも丁寧にやっていくと、お客さんや取引先にもいい印象を与えることができて、何かあった時に声をかけてもらいやすくなりますよ。
4:1つのやり方に固執せずにいろいろ試してみる
レザークラフトを販売してうまくいかなくても、すぐに諦めるのはもったいないです。
常に試行錯誤しながら、どうやったらもっとお客さんに買ってもらえるのかを考ていきましょう。
例えば、ハンドメイドサイトで売れないなら「作品と客層にズレはないか?」や「画像や説明欄はわかりやすい内容になっているか?」などをチェックしていきます。
この時のポイントは『客観的に見ること』です。
多くのお客さんは自分の作品を初めて見ます。
そのときにどんな印象を与えるか、どのように伝わるかを客観的に見えるかどうかはとても大切です。
初めからうまくいかないと思って諦めるのはもったいないので、AがダメならBはどうだろう?とトライアンドエラーを繰り返してみてください。
レザークラフト作品が売れない理由は一つではないと思いますが、まずは一つ一つを変えて反応をみて、改善していくと良いと思います。
また、レザークラフトで儲けようと思った時、できることは作品の販売だけじゃないはずです。
ワークショップで作り方を教えることもできるかもしれないし、キット販売をするのもいいかもしれません。
最近ではYoutubeの生配信やオンライン料理教室なども流行ってますしね!
自分ができることは何があるかを柔軟に考えることで、選択肢がすごく広がりますよ。
レザークラフト販売で儲かるために必要なこと|【売れない理由もわかります】まとめ
レザークラフト販売に限らず、何かを売って利益をだすということは大変なことです。
でも、やっていくうちにコツがわかれば、可能性は十分あると思っています。
さらに詳しい「私の具体的なオーダーの受け方」はこちらの記事で紹介していますので気になる方はどうぞ。
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