・アドカラーとサフィールのレノベイティングカラー補修クリームって何が違うの?
・結局どっちを使えば革を補修できるの?
このような疑問を抱えていませんか?
革用の補修クリームは検索すると、さまざまなメーカーが出てきて、どれを使えばいいのかわからない方も多いと思います。
個人的にはあまり大きな違いはないと思っていますが、うまく使い分けるポイントは傷の深さです。
それではさサフィールの補修クリームとアドカラー の2つの違いを比較していきましょう。
どっちがおすすめ?サフィールの補修クリームとアドカラーの違いを比較
はじめに、コロンブス「アドカラー」とサフィールの補修クリーム「レノベイティングカラー補修クリーム」の違いを紹介していきます。
アドカラー | レノベイティングカラー補修クリーム | |
---|---|---|
金額 | 20ml 300円~ | 25ml 1,200円~ |
色落ち | しにくい | しにくい |
カラーバリエーション | 全14色 | 全47色 |
仕上がり | ツヤ | マット |
傷の埋まり具合 | ◎ | △ |
販売場所 | ロフト・東急ハンズ・靴屋・靴修理店・ホームセンター・ amazon・楽天など | ロフト・東急ハンズ・靴屋・靴修理店・amazon・楽天など |
大きく分けて2つの補修クリームの違いは、
・値段⇨アドカラーの方が安い
・カラーバリエーション⇨レノベイティングカラー補修クリームの方が多い
・仕上がりのツヤ⇨マットかツヤあり
・傷の隠れ具合⇨深い傷にはアドカラー
です。
どちらも使いやすい優秀な補修クリームですが、使い方を間違えるとキレイに補修するのが難しいので、慎重に使うことをおすすめします。
それぞれの特徴から、どのような傷にどちらを使えばいいのかを判断してもらえたらと思います。
※レノベイティングカラー補修クリームの名前が長いので、以下レノベイティングクリームと表記します。
それぞれの違いからみる使い分け
レノベイティングクリームとアドカラーの使い分けで一番のポイントは、どのくらいの傷を隠したいかだと思います。
この2つの補修クリームは、簡単にいうとクリームの濃さが違うため、埋められる傷の深さや厚みが違います。
アドカラーはレノベイティングクリームよりも濃い補修クリームで、深い傷や濃く隠したいときに使えます。
色を合わせて塗り重ねれば、しっかりと革の表面を補修することができます。
ただ、デメリットは濃いまま縫い重ねるといかにも塗りました!!という見た目になってしまうこと。
薄めずにそのまま塗ると「こってり感」があり、しっかり隠せますが、ペンキ感が強くなってしまうのでおすすめしません。
より深い傷にはアドベースで厚みを出して、アドカラーで上から塗ると補修がうまくいきます。
レノベイティングクリームに比べるとアドカラーは何色か購入しても値段が安く、手軽に革補修ができます。
前職の皮革関係の仕事場では、革の補修にはアドカラーを使ってました!
使える革製品
革靴/バッグ/財布/ソファ/車のシート・ハンドルなど
アドカラーの詳しい使い方はこちらからどうぞ▼
値段は高いですが、浅い傷や色あせの革の色補修にはレノベイティングクリームがおすすめです。
軽い割れくらいなら靴磨きをする感覚で補修できます。
カラーバリエーションが豊富なので、微妙な革の色でも幅広く作ることができるのも大きな特徴。
基本的に単色でバッチリ色が合うのは、黒以外の色は難しいと思いますので、調合する前提で使いましょう。
マットな仕上がりで、色もちよく自然に仕上がる優秀な補修クリームです。
使える革製品
革靴/バッグ/財布/革ジャン/ソファ/車のシート・ハンドルなど
どうしてもこのような革補修クリームを塗ることで『レザー感』が失われてしまいます。
特に「シボ」(シワ)のあるものや、アニリン革などの革本来の風合いが良いものに関しては、部分的に塗り重ねると、塗った部分だけペターっとペンキを塗ったようになります。
革の傷を隠す=革の表面の凹凸をなくす
ということなので、表面が平らになってしまうことは避けられません。
レノベイティングクリームはアドカラーほどでありませんが、それでも革らしさは少なからず薄れてしまいます。
このことを知っているか知らないかでは、実際にクリームを塗るときに意識するところが変わってくると思うので、最後にお伝えしておきました。
その辺りを理解した上で塗れば、きっとキレイに補修できると思います。
どちらを使うにしても気をつけたいこと
革の補修を完璧に(元どおりに)するのはプロでも難しいので、最初は捨ててもいいやと思えるもので練習してみるのがおすすめです。
補修クリームをうまく使って革の見た目を復活させて、また使えるようにしてあげてくださいね。
ちなみに、どちらもロフトや靴屋さんなどで売っていますが、取り扱い店舗が限られていたり、色が揃っていなかったりするので、お店に行く前に問い合わせてみましょう。
個人的にはネット通販の方が色を揃えやすく、いろんなお店を探し回らなくていいのでおすすめです。
ただし、画面の色が違って見えることもよくありますので、注文するときは何色か考慮して購入してくださいね。
アドカラーはセットもあります。
革製品にかぎらず、家の中のいろんなものを色補修したい方にもおすすめですよ。
アドカラーとサフィールを比較【補修クリーム編】違いと使い分けのポイントまとめ
ということで今回は、アドカラーとレノベイティングカラー補修クリームを比較しました。
今回紹介したように「革の傷の深さ」によって使い分けるのが一番のコツです。
どちらも適した使い方をすることでキレイに革の傷や色あせを隠すことができます。
直したい革の傷の深さによって、クリームを使い分けましょう。
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