こんにちは、レザ森といいます。
この記事では「ハンドメイド作品の販売の始め方」を、とにかく分かりやすく解説します。
ハンドメイド販売の初心者によくある疑問として
・ハンドメイド販売の手順は?
・おすすめの販売方法は?
・売れる作品はなに?
・売上を伸ばす方法は?
のような、「ハンドメイド販売の始め方のすべて」をこの記事でお伝えしていきます。
どれも実体験をもとにしていますので、参考にしてもらえたら嬉しいです!
たくさんあるやり方の中の1つとして、できることから始めてみてくださいね。
【STEP:1】作品販売を始める前に「ハンドメイドって本当に稼げるの?」について
ハンドメイドは、収入を得る以外でも趣味としてだけでも、もちろん楽しめます。
ですが、実際に「ハンドメイドで稼ぎたい」という方がとても多いので、ここでは趣味ではなく販売目的としてのハンドメイドについて解説します。
もう何を売るかは決まっている方は「【STEP:2】販売方法」から読んでもらっても構いません。
ハンドメイド販売って本当に稼げるの?と、気になる方だけでもこのまま読み進めてください。
初めから完璧じゃなくていいので、実際に販売しながら方向を決めていきましょう。
「ハンドメイド作品を売る=利益を得る」が大切
ハンドメイド作品を販売して稼ぎたいと思ったら「売れる作品」を作る必要があります。
利益がでないと継続はできません。苦手な方も多いところですが、ここはしっかり頭を使っていきましょう。
また、自分の好きなものや作りたいものが必ずしも売れるとは限らないので『作りたいもの』と『売れるもの』を組み合わせて考えるのがおすすめです。
また、ハンドメイド初心者にありがちな「自信がなくて安い値段をつけてしまう」というのは、お客さんにとって失礼なことでもあります。
自分が買い物をする時に「自信がないから安くしています」といわれると不安になりませんか?
正当な対価としてお金を受け取れるような、自信を持ったハンドメイド作家を目指しましょう。
売れる作品作りについて詳しくは後ほど解説していますので、そちらも参考にしてください。
【STEP:2】ハンドメイド作品の販売方法を決めよう!初心者はネット販売がおすすめです
すでに何を作るか決まっている方は、どうやって売るかを決めていきましょう。
王道のハンドメイド作品の販売方法としては、
・方法①:ハンドメイトサイトを使う
・方法②:自分でネットショップを作る
・方法③:委託販売する
があります。
それぞれの特徴を見て、まずは「これならすぐできそう」と感じる販売方法から始めてみるのがおすすめです。
それぞれの特徴とメリットデメリットを解説します。
方法①:ハンドメイドサイトを使う
インターネットの難しい知識がなくても、登録するだけで簡単にハンドメイド作品販売ができます。
大手ハンドメイドサイトを見るお客さんは「ハンドメイド作品が好き」というターゲットがすでに絞られているため、売り上げが期待できる大きなポイントといえるでしょう。
逆に主なデメリットは、「手数料がちょっと高め」「突然サイトが閉鎖の可能性もある」というところです。
さらにハンドメイドサイトについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
>>ハンドメイド販売初心者におすすめの販売サイト4社を比較してみた
方法②:自分でネットショップを作る
ネットショップを自分で作るメリットは、なんといっても「自分だけのお店が持てる」こと。
自分だけのネットショップを持つことで素人っぽさがなくなり、より「プロ」らしくなるため、本腰を入れてハンドメイド販売をしたい方に向いている販売方法です。
ただ、自分でお客さんを呼び込まないと、誰にも見てもらえません。SNS集客なども併用して認知度を広める必要があるでしょう。
また、ネットショップを作るには、通信販売をする上で法律で義務付けられている「特定商取引法に基づく表記」を守らなければいけません。
「特定商取引法に基づく表記」には、運営者の名前や住所、電話番号などの情報を書いておく必要がありますので、公表できる条件も必要となります。
方法③:委託販売する
お店で実際に手にとってもらえる委託販売の方が売れやすい作品もあります。
「お客さんの声をダイレクトに聞ける」「ネットショップより高い値段でも売れやすい」というメリットがあり、人脈が広がることも多いので、楽しさや喜びを感じられるでしょう。
デメリットは「委託してくれるお店を見つける必要がある」「販売手数料が高い」というところで、まずは自分の作品を取り扱ってくれるお店に出会うことから始まります。
また、委託販売は一般的にネット販売よりも販売手数料が高いことが多いため、値段設定をしっかりしておかないと、利益を上げることができないので注意が必要です。
【STEP:3】売れる作品の作り方を解説!作りたいものよりも売れるものを作ろう
ひとことで「ハンドメイド作品」と言っても、さまざまなものがあります。
大きなジャンルとしては
・アクセサリー
・洋服や布バッグ
・子供用品
・インテリア
・陶器、ガラス
・レザークラフト
・絵画
などなど
すでに売りたい作品の内容が決まっているという方も多いと思いますが、
もしこれから何を作って売ろうかを考えるのであれば、次の2つをメインに考えるのがおすすめです。
①作っていて苦ではないもの
②多くの人が必要とするもの
これらに当てはまれば、長く作品を作り続けていくことができるでしょう。
理由を詳しく解説していきます。
ハンドメイド作品を販売するというのは、孤独な作業の連続です。
「ものづくりが好き」という純粋な気持ちから始まり「家計の足しになるなら売ってみたい」という流れになった方も多いのではないでしょうか。
もしくは、外に働きに出られない理由があって、在宅で収入を得る必要がある方もいるかもしれません。
どちらにしても家でハンドメイド作品を作り続けるためには、楽しく作業する環境を自分で作っていくことが大切。
自分が作っていて「楽しいと感じたり・興味があったり・考えるだけでアイディアが湧いて・ワクワクする」というふうに、作業が苦ではないジャンルを選ぶと、挫折しにくくなりますよ。
大半の人は既製品を買うことに慣れているため、わざわざハンドメイド作品を買おうと思う人は少ないです。
その少ない人の中で必要とされているものに、自分のエッセンスを入れて『世界観』を作っていけると、ファンを増やしていけるでしょう。
また、ハンドメイド作品を購入する人は、既製品にはない「何か」を求めていることが多いです。ハンドメイドだからこそできることを実現すると、価値が高くなり人から求められるハンドメイド作家になれます。
人に「欲しい」と思ってもらえる作品作りには『マーケティング』が必要となってきます。
マーケティングと聞くと、難しそうに感じると思いますが、商品をうるための基礎となる重要な考え方です。
さらに詳しい「売れる作品作り」はこちらを参考にしてください。
>>ハンドメイドが売れない人は【脱 売れない作家】を目指しましょう
【STEP:4】売上を伸ばす方法を具体的に解説!販売スタートした後の進め方
いざハンドメイド作品を販売してみたけど、どうやったら売り上げを伸ばしていけるの?
という疑問を持っている方も多いので、売り上げを伸ばす具体的な方法を紹介します。
※ここでは多くの初心者が取り組みやすいネット販売に絞って解説していきます。
魅力的な文章と写真で販売ページを作り込む
ハンドメイドサイトやネットショップに登録してみたけど、
・売れるページの作り方がわからない!
・魅力を伝える商品ページってどうやって作るの?
という方はまず、
・その作品を買った人が得られるメリットを書く
・写真でわかりやすく綺麗に見せる
の2つを心がけましょう。
自分の販売ページを見たお客さんは、そのページに表示されている情報しか得ることができません。
手にとってみることができない分、文章で「これが欲しい!」と思ってもらえるように工夫する必要があります。
売れない作家さんがよくやっているのが、作品の「説明」だけをしてしまうこと。
本当に必要なのは「この作品を買うと何が得られるのか?」を伝えることです。売りたい作品にはどんなメリットがあるのかをわかりやすく書きましょう。
文章と同じで、販売ページの写真しかお客さんは見ることができません。
実物に「近くてわかりやすい」写真を載せましょう。
着用したイメージが伝わるように意識するのがおすすめです。お客さんがどんなシチュエーションで使うかを想像できるので、購入に繋がりやすくなります。
販売場所を変える
ハンドメイドサイトは有名なものがいくつかありますが、どのサイトが自分に合うかはやってみないとわかりません。
サイト全体の雰囲気や販売されている作品のテイストや、売れている作品をチェックして、どのサイトが合うのかをリサーチしてみましょう。
その上で、例えば「minne」と「Creema」のように自分に合いそうな2つのサイトに出品して、反応を見てみます。
反応が良ければそのまま継続、悪ければ他のサイトや方法に変えましょう。
その時、ハンドメイドサイトのページは残しておいて、プロフィールページから自分のネットショップへリンクを貼るのもありです。
ちなみに私は最初にminneとCreemaから始めて、Creemaでの反応があまり良くなかったので、途中でiichiに変えました。
個人的にiichiが一番作品にあっていましたが、ここは作品によるので、試行錯誤していってくださいね。
最初は売れなくても、諦めずに色々な方法を探していきましょう。
SNSと繋げる
ハンドメイド販売が定番化している今、SNSからの集客も同時に進めていきましょう。SNSには潜在的なお客さんがたくさんいます。
(潜在的なお客さんとは…今は自分の作品を知らなくても何かのキッカケで自分の作品に気づいて、必要性を感じれば購入する可能性のある人のこと)
特に商品販売のシステムが充実している「Instagram」や「Twitter」「note」あたりを使って、自分の作品をネット上に広めて、認知してもらいましょう。
ハンドメイド販売に使えるSNSについてさらに詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください▼
>>ハンドメイド作品の販売にSNSの活用は必要?デメリットも知っておきましょう
自分だけの強みをもつ
ハンドメイド作品を作る上で、自分の強みはありますか?
「他の人にはできない技術」や「人の役に立つものが作れる」など、何でもいいので強みを見つけましょう。
例えば、私の強みは「他の人より圧倒的に革に詳しい」ことと「オーダーを受ける」ということでした。
革に関する知識をたくさん持っていると作れる作品の幅が広がりますし、オーダーを受けるときの提案内容に深みが増します。
この2つが相乗効果を生み「この人の作るものなら信頼できる」という口コミが広がり、ネットで注文を受けることが増えて、委託販売にもつながりました。
このように、知識と技術を掛け合わせることで強みになりますし、そこに自分のテイストを加えると、唯一無二の作家になることができます。
私の場合は、前職が革を扱う仕事だったこともあり、ある意味それが権威性を感じさせていました。
もし今、自分に強みがないという方に、簡単にこの権威性を作る方法があります。それは資格をとるということです。
特に、ライバルの多いアクセサリー販売では、資格を持っていることで他の人よりもプロっぽいという印象を与えられますし、信頼につながりやすいです。
もちろん作品のデザインや内容が購入の一番の決め手になりますが、この「権威性」というのはお客さんの買う動機の背中を押す大きなポイントであることは間違いありません。
お客さんが増えれば、「人気のあるハンドメイド作家」のブランドとして認知されます。コツコツ頑張りましょう。
ハンドメイド販売の始め方を完全解説|初心者におすすめの方法【完全版】まとめ
ハンドメイド販売の始め方を、初心者でもつまづきにくいように解説してきました。
少し難しい部分もあったかもしれませんが、とりあえずは行動していくことが大切です。
時には孤独で続けることが難しい時もあるかもしれませんが、ハンドメイド作品が作れるるだけも、すごい才能なんですよね。
皆さんの素敵な作品の良さを知ってくれる人が一人でも増えて、これからたくさん売れることを、心より願っています。
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