革にオイルを塗りすぎた時の対処法2つ|原因と防止策もご紹介。

革オイル塗りすぎ対処方法 作業のコツ

革にオイルを塗りすぎてしまった・・

 

革のオイル抜きってどうやるんだろう・・

この疑問を解決するには、「何もしない」か「手荒な方法をとる」パターンになります。

というわけで、2つの対処方法を紹介していきます。

さらに、オイルを塗りすぎてしまう原因と防止策も解説していますので参考にしてください。

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革にオイルを塗りすぎた時の対処法2つ

オイルを塗りすぎてしまった革にできることは以下の2つです。

対処法①:何もしない

対処法②:水に浸けてオイルを抜く

何もしないっておいおい・・と思う方もいるかもしれませんが、まずは待ってみてから、対策をとっていきましょう。

対処法①:何もしない

オイルを塗りすぎてすぐなら、とりあえず時間を置いてみるのがおすすめです。

時間の経過とともに必ず水分や油分は抜けていくので、案外何もしないで使う方が良い場合もたくさんあります。

使いつつ、ときどき表面に出てきた余計なオイルを布で拭いたり、ブラッシングでオイルを馴染ませたりしましょう。

もともと、「革にどのくらいの油分があったのか?」や「革本来の繊維がどのくらい細かく絡まっているのか?」

によってもオイルが抜けていくスピードは変わりますので、状態によっては、ほどよくなるまで半年や1年以上かかる可能性もあります。

オイルを塗って置いてみたけど、やっぱりオイルをぬきたい!!という方は、次の方法を試してみてください。

レザ森
レザ森

下手すると革を傷めることになりますので、やるときは自己責任でお願いします!

対処法②:お湯につけてオイルを抜く

40℃くらいのお湯に、革製品をつけて、オイルを内部から抜き取る方法です。

革の扱いに慣れていない方にはちょっとハードルが高く、手荒な方法でもあります。

私は、以前60℃のお湯で革靴を洗って縮んで履けなくなった経験があるので、40℃くらいが良いでしょう。

ちなみに、革の主成分であるタンパク質は熱で硬くなります。以下を見てもらうとわかる通り、わりと硬くなる温度は高めなんですけどね・・

”一般に、クロム鞣し革のTs90°C以上、 タンニン鞣し革は70 ~ 80°Cであり、これ 以上の温度で革は熱変性し硬化する。Ts は皮革の水分によって変する。”

参考:151_2.pdf(皮革の特性 (社)日本皮革産業連合会 今 井 哲 夫 )

※Ts:タンパク質(コラーゲン)が熱により収縮する「熱収縮温度」のこと

じゃあこの温度以下なら硬くならないのか?というとそうではありませんし、先ほど書いた通り、革によっては60℃でもカッチカチになりました。

レザ森
レザ森

むしろ水でも洗った後のケアをしなければ硬くなりますし・・

お湯につけてオイルを抜く方法は以下の通りです。

お湯につけてオイルを抜く方法

①革製品を30分~半日つける

②できる限り水分を拭き取る

③自然乾燥させる

④乾燥したら再度オイルで保湿

汚れが気になる方は、普通の石鹸を使って洗うと汚れ落としもできます。

革用のサドルソープには保湿成分が含まれているため、オイルを抜きたいときは使わない方が良いでしょう。

お湯から上げて、できるだけ水分を拭き取ったら、早く乾きそうな日陰に形を整えて置いておきます。

革を丸洗いした後は、半乾きで保湿する方法もあるのですが、今回はオイルを多く塗ってしまっているので、乾いた状態でどのくらいオイルが抜けているのかを確認してから保湿するのがおすすめです。

条件によっては乾くまで数日かかるかもしれません、ときどき確認して、持ってみて水分がある感じがなくなったら、少量のオイルを塗って保湿しておきましょう。

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同じことにならないように・・原因と防止策

オイルを塗りすぎてしまう原因は、以下の2つが考えられます。

原因①:塗る量が多い

原因②:塗る頻度が高い

原因③:そもそもオイルを多量に含んだ革だった

それぞれの原因を防止策と合わせて解説していきます。

原因①:塗る量が多い

革の扱いに慣れていない場合、一度に塗るオイルの量が多いことがよくあります。

指や布で塗る時に、一度につける量をお米1~2粒くらいになるように意識してみてください。少ないと思うかもしれませんが、オイルやクリームは浸透するとなかなか抜けません。

革の乾燥具合によってどのくらいオイルを入れるべきかは変わりますが、まずは少量を塗り広げてみて様子を見るのがおすすめです。

お米1~2粒では少なくて、すぐにオイルが広がらなくなったらもう少し多めにとって塗り広げてみる、を繰り返してコツを掴みましょう。

面倒くさいからといって、一度にガバッと塗り広げると、オイルの量が多くなり塗りすぎる可能性が高くなりますよ。

原因②:塗る頻度が高い

基本的に、革は「乾燥してきたかな~」くらいで保湿するのがベストだと思っています。

(この辺りは人によるかもです)

なので、乾燥してない状態でオイルを塗ると、その時点で『塗りすぎ』になりますよね。

革の種類・状態・保管環境によって、手入れの頻度は変わりますが、「ネットで月1回手入れしましょう」と書いてあっても、それが自分の持っている革製品のベストタイミングとは言えません。

・革を触った時にカサカサしてきた

・革の見た目が乾燥してきた

・薄いひび割れ

・色が薄くなってきた

みたいな感じで、革の状態を見て判断しましょう。

原因③:そもそもオイルを多量に含んだ革

革の種類によっては、オイルを多量に含んだオイルドレザーというものもあります。

これまた条件にもよりますが、オイルをたくさん含んでいる革の中には、数年オイルを使用した手入れが必要ない場合もあります。

革にこれ以上ないくらいのオイルが入っている状態で、それ以上オイル入れても、そもそも入らなかったり、目詰まりを起こして劣化を早める原因になったりするので注意しましょう。

個人的には、先ほど書いたように「ちょっと乾燥してきたかな?」くらいのタイミングがオイルを塗るのにベストだと思っています。

革にオイルを塗りすぎた時の対処法2つ|原因と防止策もご紹介。まとめ

ということで、オイルを塗りすぎた革の対処法は、

・何もしない

・お湯につける

です。

革の手入れは慣れないとトラブルが起きやすいですが、基本的にはやってみないとわからないことだらけです。

色々試していく中で、革の扱いに慣れて、もっと革が好きになってもらえたら嬉しいです。

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レザ森の中の人
レザ森

皮革業界で働き、個人でレザークラフト制作&販売を8年間やっていました。
 
今は、レザークラフトを楽しんでもらえるように、このサイトを運営しています。
 
自身の経験から、販売ノウハウもお伝えしていきます!
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