家庭用ミシンで革を縫うコツ5つ|調整方法やテクニック紹介

家庭用ミシンで革を縫うコツ 作業のコツ

家庭用ミシンで革が縫って、今より高いレベルのハンドメイド作品を作りたいな〜。

とは思っても、

悩む羊
悩む羊

「薄い革なのにミシンで縫えない」
「革を縫うとミシン目が飛ぶ」
「糸が絡まってうまく縫えない」

のように、家庭用ミシンで革を縫うのに苦戦している人も少なくありません。

そこで本記事では、家庭用ミシンで革をキレイに縫う5つのコツを紹介してます。

さらに、ヌメ革が縫えるかどうかや、ミシンを上手に扱うテクニックも紹介していますので、参考にしてくださいね。

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家庭用ミシンで革を縫うコツ【5つのポイント】

家庭用ミシンで革を縫う

ハンドメイドをしていると、いろんなバリエーションのものが作れるようになりたいですよね。

特に革はハギレなどで安く手に入るうえに、布と相性が良いですし。

ワンポイントでも革を使えば、作品としての価値を高く感じさせることができるでしょう。

これから紹介するコツを知って、今までより縫いやすく、キレイな仕上がりを目指してみてください。

家庭用ミシンで革を縫う時の5つのコツは以下の通りです。

順番に詳しく紹介します。

1.革用の針を使う

家庭用ミシンを使って革を縫うときは、革用の針を使いましょう。

革が布よりも繊維が詰まってかたく、厚みもあるため、事前に糸を通す穴を開ける必要があります。なので、先端がナイフのように尖った革用の針を使うのです。

家庭用ミシンに付けられる革用の針は、こちらのオルガン針「HA×1LL」です。


こちらは11号・14号・16号のセットになっているので、いろんな太さの針を買い揃えなくていいのはありがたいですね。

よく革製品でみる斜めの縫い目は、この商品のように先端がひし形になっている針を使っているからなんです。

布用のミシン針でそのまま革を縫っていた方は、まず革用の針に変えてみてください。糸の締まりが良く縫い目が立体的でキレイな仕上がりになりますよ。

革用の針を使う時の太さの目安は、

・薄手の革⇨11号
・厚手の革⇨14号、16号

あたりがよいでしょう。

2.革の厚み・針の太さ・糸の太さを合わせる

どうしても『革』を縫うと思うと、太い糸を使いたくなりませんか?

糸の太さで作品の印象は変わりますが、ミシンで革をきれいに縫うためには、

縫いたいものの厚さ×針の太さ×糸の太さ

のバランスを考える必要があります。

厚い革に糸の細い糸では強度への心配も出てきますし、バランスよく選びましょう。

一般的にミシン糸は数字が小さくなるほど太くなり、ミシン針は数字が小さくなるほど細くなります。(ややこしいですね)

糸と針の太さは、以下の感じでいけると思います。

(糸)20番手 ⇨(針)14~16号
(糸)30番手 ⇨(針)14号
(糸)50番手 ⇨(針)11号

※とはいえ、メーカーに調べたわけではなく経験値からの目安なので参考程度と思ってください。

ちなみに私はやったことないのですが、1mmくらいの柔らかくて薄い革を縫いたいときは、糸が50番手くらいで針は9号がいいかもしれません。
(違ったらごめんなさい汗)

レザ森
レザ森

ミシンの取扱説明書に針と糸の太さの目安が書いてあると思うので、そちらもチェックしてみてくださいね!

3.押さえを変える

革の表面は滑りの悪いものが多くあり、ミシンの押さえを変えるとすんなり縫えたりすることがあります。

押さえのすべりをよくすることで、スムーズに革を送ることができるため、変な引っかかりがなくなります。

家庭用ミシンで革を縫う押さえに適しているのが「テフロン押さえ」です。



テフロン押さえは、ラミネート生地や合成皮革など、表面がひっつきやすい生地を縫うときにも使えます。

直線縫いはもちろん、ジグザグ縫いにも対応しているので、革のフチ飾りにジグザグを入れたりもできますよ。

テフロン押さえ以外にも、革を上下の歯で送ることができる「上送り押さえ」という押さえに変えるのもオススメです。

上下の送り歯で送ってくれるので、通常の押さえよりも確実にしっかり送ってくれます。

こんなやつ↓

ちなみに、メーカ別では

・ジャノメLC7500K用の『送りジョーズ』という商品や
・JUKI用の『ウォーキングフット押さえ』などもあります。

革以外にも厚手や薄手の縫いずれ防止になるので、いろんな素材を縫いたい方に便利グッズです。

レザ森
レザ森

上送り押さえは値段がそこそこするので、購入の際は対応機種をしっかりチェックしましょう!

4.押さえにメンディングテープを貼る

押さえを買わずに安く済ませたい場合は、今ミシンについている押さえに『メンディングテープ』を貼ってみましょう。

メンディングテープは表面がサラサラしているので、革のようにすべりが悪い表面の素材でもスムーズに送ることができます。


押さえの下側(革にあたる面)にメンディングテープをペタッと貼るだけですべりがよくなります。

あくまでも簡易的な装置になりますが、今の押さえを使いたい場合は試してみると良いでしょう。テフロンおさえの半額ぐらいですみます。

ちなみに、セロハンテープは革の表面にひっつきやすいためおすすめしません。

5.押さえにシリコンを塗る

メンディングテープと同じ感じで、シリコンを押さえの裏側に塗ってすべりをよくする方法もあります。

シリコンはいろんなもののすべりをよくすることができるので、革や合成皮革などの引っかかりやすい素材でもスムーズに送れるようになります。

こちらはスポンジタイプになっているので、スティックのり感覚で使えます。


スプレータイプのシリコンもありますので、使いやすそうな方を選びましょう。用途は同じです。



原因不明の糸の切れや絡みなどが解消されることもありますし、スムーズに革が送れるので作業がはかどりますよ。

レザ森
レザ森

シリコンは針や押さえなどのミシン以外にも、滑りの悪い引き戸など家の中の滑りの悪いものにも使えるのんですよ♪

家庭用ミシンで革を縫うテクニック

革を縫うコツ

ここでは家庭用ミシンで革を縫うときの、ちょっとしたテクニックを2つ紹介します。

参考にしてみてくださいね。

・その①:薄い紙を革の上に置いて一緒に縫う
・その②:縫い目は荒く設定する

順番に見ていきましょう。

その①:薄い紙を革の上に置いて一緒に縫う

革の上に薄い紙を1枚一緒に縫い、あとで紙を破る方法です。

先ほどお伝えしたように、革の表面はすべりが悪いことが多いので、『押さえ』と『革』の間に薄い紙を1枚添えながら縫います。

布を縫うときにも、トレーシングペーパーやハトロン紙などの薄い紙を一緒に縫って、あとで紙を破る方法があるので、それと同じです。

ただ、縫うところの真上に紙を置くと、縫う場所がわからず失敗する可能性が高いため、一緒に縫うのではなくて、押さえの下に紙を挟みつつ縫うほうが失敗が少ないと思います。

この方法は、針と送りの両方に気を配らないと針が曲がって折れてしまうことがあるので、ミシン初心者にはちょっと難しいかもしれません。

その②:縫い目は荒く設定する

ミシンの縫い目が短く、隣のミシン目と近いと穴同士の間隔が狭いため、繋がってしまう可能性があります。

革の厚みや針の太さにもよりますが、縫い目の長さは2.5mm以上で縫うようにしましょう。

2.5mm以上であれば、革との厚みに対しての糸の締り具合や、見た目のデザインなどで縫い目の長さを決めるといいですよ。

ヌメ革は家庭用ミシンで縫えるの?

革製品の中でも人気の高いヌメ革ですが、家庭用ミシンで縫うのは難しいかもしれません。

というのも、ヌメ革は繊維がつまった硬い革なので、パワーが足りないように感じます。

家庭用ミシンでヌメ革を縫いたいときは、手回しで一目づつ様子を見ながら縫うのが失敗がないでしょう。

1mmほどの薄いヌメ革でも繊維のつまり具合は変わらないので、ミシンへの負担が大きく、故障の原因になる可能性もあります。

どうしてもヌメ革をミシンで縫いたいという方は、職業用ミシンの購入も検討してみましょう。

薄くて柔らかい革なら、こちらで紹介しているお店でも販売していますのでチェックしてみてもいいかもしれません。

>>レザークラフトの革が安い店5選【通販で革を買う時のコツ】

ミシンがうまく使えないときに気をつけるポイント

ミシンの基本操作となりますが、とても重要なことなので紹介しておきたいと思います。

針は革にさしてからスタートする
⇨革は厚いため、刺さった時に針が曲がって貫通する可能性があります。針を上げたままスタートするのはやめましょう。手回しで最初の1針をさしてからスタートする方が安全です。

糸をかけるときは、天秤が一番上に上げておく
⇨天秤が下がった状態で糸をかけると、縫うときに糸が抜けてしまいます。糸をかける時は、天秤をいちばん上に上げた状態にしておきましょう。

下糸は糸を持ってボビンを垂らした状態でスーッと降りるくらい
⇨上下の糸の太さや巻きの強弱にもよりますが、基本はボビンから出した糸を下向きに持って、スーッと滑らかに降りるくらいが理想。それから調節しましょう。

はずみ車(プーリー)は縫いの方向と逆に回さない

⇨ミシンの故障の原因になります。原則、縫っているときに回っている方向だけに回すようにしましょう。どうしても回さないといけないときは、最小限の角度までにしておきましょう。

これらは布を縫うときも同じなので知っている方も多いかもしれませんが、復習のためになるかと思い書いておきました。

ミシンを上手に扱えるようになる基本ですので、覚えておきましょう^^

おまけ:参考書ならさらに詳しく

洋裁やレザークラフトは独学でも勉強できますが、さらに上達するには本を見るのがおすすめです。

レザークラフト作品の型紙などを一から自分で考えるのは大変ですよね。

そこで、まずは作り方の本を読んで、簡単な小物からバッグまで作ってみるのがおすすめです。

手軽にレザークラフトを楽しんでみたい人の入り口として持っていて損はないでしょう。

この本はがっつりレザークラフトという感じではなく、洋裁よりの内容なので、今まで布でハンドメイドしてきた方に馴染みやすいと思います。

家庭用ミシンで初めてレザーバッグを作る方におすすめです。

家庭用ミシンで革を縫う5つのコツ|縫い方やテクニック紹介まとめ

というわけで、家庭用ミシンで革を縫うコツとして

  • 針は革用の針を使う
  • 糸は革の厚みと針の太さに合わせる
  • 押さえを変える
  • メンディングテープを押さえに貼る
  • シリコンスプレーを押さえに塗る

の5つのポイントを紹介しました。

ちょっとしたテクニックを使って、今まで縫えなかった革を縫えるようになりましょう♪

逆に、もし今回紹介した方法を試しても革が縫えない時は、今持っている家庭用ミシンではうまく革が縫えないのかもしれません。

レザークラフトミシンを詳しく知りたい方はこちらもどうぞ▼
>>家庭用ミシンで革も縫える機種3選|レザークラフトミシンの選び方

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レザ森の中の人
レザ森

皮革業界で働き、個人でレザークラフト制作&販売を8年間やっていました。
 
今は、レザークラフトを楽しんでもらえるように、このサイトを運営しています。
 
自身の経験から、販売ノウハウもお伝えしていきます!
ぜひ一緒にレザークラフトを楽しみましょう♪

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