家庭用のミシンでも革は縫える?見分け方と注意点を解説

家庭用ミシンで革を縫うコツ 作業のコツ

家庭用ミシンを使って革を縫いたい。

縫えるかどうかの見分け方は?

今持ってる家庭用のミシンでも革って縫えるの?

今回はそんな疑問について解説していきます。

私は小学生の頃から家庭用ミシンで服や小物を作っていて、専門家ではありませんがミシン歴はいっちょ前に長いので、知識や経験を元にお伝えできればと思っています。

革が縫える家庭用ミシンの見分け方・注意点を紹介していきます。

個人的な意見になりますが、参考にしていただければです♪

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家庭用のミシンで革縫えるの?

では早速、家庭用のミシンで革が縫えるのか?という疑問についてですが。

結論から言うと

「縫える場合もあるし、縫えない場合もある」これに尽きると思っています。

なぜかと言うと、

・ミシン

・革

・針と糸

この3つのバランスによるからです。

ミシンがパワー不足では革は縫えませんし、分厚い革を無理やり縫おうもんなら針が折れたりミシン本体がぶっ壊れます。

また、ミシンと革がイケても、適切な針と糸を使わなければ、糸が切れたり絡まったりして縫えません。

なので、家庭用ミシンでレザークラフトがしたければ、

「革が縫えるパワーと性能を持った家庭用ミシンで、適切な革用の針の太さと糸の番手を使う」

この条件が揃えば、家庭用ミシンで革が縫えます。

逆に、ここまで揃えられない場合はやめておいたほうが無難かなと、個人的には思います。

レザ森
レザ森

大切なミシンが壊れたら悲しいですからね・・

もしこれからレザークラフト用に家庭用ミシンの購入を検討されるのであれば、できるだけ工業用に近いパワーと性能のミシンを選ぶことを強くオススメします!

レザークラフトができる家庭用ミシンの機種をこちらにまとめました▼

>>家庭用ミシンで革も縫える機種3選|レザークラフトミシンの選び方

レザークラフトに使えるミシンを見分けるコツ

じゃあ、革が縫える家庭用ミシンってどう見分けたらいいの?

ってなりますよね。

私は専門家じゃないので、もしかしたら間違いや説明が至らないところもあるかもですが・・

自分が持っているなりの知識と経験に基づいた意見で、ミシン選びのコツを紹介していきますね。

レザークラフトが縫えるって書いてあるミシン

ミシンで革を縫うには、パワーが必要になります。

「レザークラフトができる」と商品説明に書いてあるミシンを選べば、それなりのパワーがあると判断できますよね。

実際、それが1番安全で安心です。

それかメーカーに直接、革が縫えるかどうか問い合わせてみてください。

せっかく買うなら、確実に革が縫えるミシンを書いましょう。

問い合わせの際は、どんな厚みと硬さの革を縫いたいかを伝えてみるといいと思います。

「それならいけます」とか、「それはちょっと難しい」などメーカーから直接教えてもらった方が安心ですしね。

家庭用ミシンでも、中には送りがしっかりしているものも多くて、「レザー押えモード」なんて機能を搭載しているミシンもあるんですよ!

革専用のミシンじゃなくても、安価で革が縫えるミシンがあるなんて、いい時代ですね~(`・∀・´)

押え調節機能がついているミシン

革を縫うには、布を縫うよりもミシンのパワーが必要となってきます。

それは、針を貫通させる力だったり、針を貫通させるために動かないようにしっかりと革を押さえる力だったりします。

この押さえる力が強すぎると前に進ずに縫えないし、弱すぎると革自体がブレて縫えない、もしくは針が曲がって折れるということになりかねません。

そうならないために、適度に革を押さえつつ、前に送り進めてくれる押さえの機能が必要になってきます。

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無段階で押え圧を調節できる機能があれば、薄いものから厚いものまで自動で対応してくれるのでいいですね。

あと、できれば工業用と同じ構造の上下送りができる押さえが理想的。

購入したミシンに付属でついてなければ、手芸屋さんで購入できます。

ちなみ家庭用ミシンでは送り歯の枚数が7枚が最大となっていますので、できれば7枚のミシンを選ぶようにしましょう。

できるだけ重たいミシン

工業用ミシンって見たことありますか?

こんなやつ

革用の工業用ミシン

これ、鉄の塊なんですよホント。

このミシンを持ってきてくれた引っ越し屋のお兄さんに、2階まで持って上がってもらうのが申し訳なくてお礼のジュースを追加したくらい、鉄の塊。

厚い革を縫うためには、重厚な作りとそれを動かす動力が必要ってことなんですよね。

今までの説明でも、革を縫うためにパワーが必要なのはわかってもらえたと思います。
(どう見ても布より厚いし硬いもんね・・)

もしこれを家庭用ミシンに落とし込むとしたら。

できるだけ本体やパーツに金属を使用していることになると思います。

『針の力で穴を開けつつ、糸を通しながら前に進める』が同時進行がこなせるズッシリとした体力の持ち主が必要ってことですね。

これは厚い布を縫うときにも言えることで、そもそも重いミシンの方が振動によるズレなどが少なくて安定して縫えるんですよ^^

家庭用ミシンで革を縫うときのコツや注意点

ここまでの話を読んで「レザークラフトオッケー」って書いてあるミシンを買ったら、じゃんじゃん縫うぜ~。

って思ったそこのあなたちょっと待ってください・・!

商品ページに「革が縫えます」「パワフルで厚手も楽々♪」と書いていても、過信は禁物です。

注意点:無理してミシンで縫わない

どの程度の革の厚みが縫いたいかはその時々によるかもしれませんが、できるだけ慎重に縫うことをおすすめしたいです。

最初は薄い革から始めるとか、縫っていくうちに「あれ、ちょっと縫いづらいかも?」って思ったら無理しないとか。

いくらパワーがあって厚手縫えるミシンを謳っているからといって、無理して縫ってしまうと故障してしまう可能性があります。

私がミシンに対して過保護なだけなのかもですが「恐る恐る縫う気持ち」は持っておいたほうがいいと思います。

コツ:ミシンで革が縫えない時の対処法

もし家にある家庭用ミシンを使って革を縫いたいけど、パワーがなさそうという方に、ミシンが壊れない裏技的なコツを紹介します。

一言でいうと「ミシンを手回しして、穴だけ開けてから縫う」だけです。

手順を詳しく説明しますね。

①電気のスイッチOFF、針から糸を抜いておく

②縫いたい革を押さえの下にセット

③縫う進行方向へ、手でプーリーを回して革に穴をあける※プーリー:縫うと回る端っこの丸いパーツ

④針に糸を通す

⑤再びプーリを手回しして革を縫う

作りたいものによってはかなり時間と手間がかかる方法ですが、確実にミシン縫いができる方法です。

私自身、工業用ミシンで糸の調子がうまくいかないときは、何度もこの方法で縫っていました。

ちなみに、最初にあけた縫い穴から4つめに針を落とし、返し縫いをしてスタートすると綺麗に縫えますよ。
(3針の返し縫いになる)

パワーのないミシンが壊れない(にくい)唯一の方法かと思います。

この方法でミシン縫いする時でも、レザー用の針と糸を使ってくださいね。

こちらの記事では、普段使っている家庭用ミシンで革が縫えるように一手間加える方法を紹介しています▼
>>家庭用ミシンで革を縫うコツ【5つのポイントとテクニック】

家庭用のミシンでも革は縫える?見分け方と注意点を解説まとめ

家庭用のミシンでレザークラフトができたら、作れるものの幅が広がって楽しいですよね!

今回はかなり個人的な意見になりましたが、人それぞれ、ミシンそれぞれだと思います。

個人的には手縫いよりミシンで縫う革製品が好きなので、皆さんがミシンでレザークラフトを楽しんでくれれば嬉しいなって思ってます。

参考になれば幸いです。

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