・レザークラフトは何から始めたらいい?
・具体的にどんな流れ?
という方のために、レザークラフトについての完全ガイドを準備しました。
初心者でもできるだけ失敗したくないし、上手に綺麗な作品を作りたいですよね。
本記事では、
- レザークラフトの具体的な流れ
- 初心者向けの作品
- どんな道具が必要か?
- レザークラフト で使う革の選び方
を解説しています。
最後まで読めば、レザークラフトについての理解度が深まりますよ。
最初はみんな初心者です、楽しんでいきましょう♪
レザークラフト作品づくりの具体的な流れ
まず、レザークラフトの大まかな流れを紹介していきます。
作る作品によって多少前後しますが、基本的には同じ流れで進めていきます。
おそらく、レザークラフトを始めたいと思っている時点で「作りたい何か」がなんとなく頭の中にありますよね。
まずはそのイメージを形にするための材料や道具を揃えていきましょう。
慣れるまでに失敗したり、うまくいかないこともあるかもしれません。
でも、それを積み重ねていくことで、だんだんと自分の理想通りのレザークラフト作品を作れるようになります。
基本的なレザークラフトの流れ
ここでは、基本的なレザークラフトの流れを紹介していきます。
レザークラフトで作品を作るときの流れをざっくり分けると、以下のようになります。
①何を作るかを決める
②道具を揃える
③革・パーツを買う
④型紙準備
⑤革を切る
⑥縫う穴を開ける
⑦縫う
↓必要に応じて
⑧仕上げ処理
作るものやパーツの有無によって多少順番が変わることもありますが、基本的には上記の流れで作っていきます。
今紹介した流れを、それぞれを具体的に解説していきます。
①何を作るかを決める
まずは「何を作るか?」ですよね。
すでに「これを作ってみたい」というものがある人は、そちらをぜチャレンジしてみてください。
逆に、最初の作品を悩んでいる場合は、初心者でも作りやすい作品から初めてみるのがおすすめです。
レザークラフト初心者向きのおすすめの作品としては、以下の5つです。
・キーホルダー
・ブックカバー
・パスケース(カードケース)
・ポーチ
最初からハードルを上げすぎると、うまくできずにイライラしたり、苦い経験だけが残るのでもったいないと思います。
自分の作りたいものを作れるようになるために、まずは初歩的なところから始めると段階を踏んで上達できるので、挫折しづらくなりますよ。
「ちょっと物足りないな~」くらいの作品を最初に作る方が、さらに難しいものに挑戦してみたい!という気持ちになれるのでおすすめです。
②道具を揃える
作る作品が決まったら、必要な道具を揃えましょう。
レザークラフトを始める時に道具から揃える人も多いと思いますが、それだと必要ないものまで買ってしまう可能性があります。
なので、無駄な出費をおさえるためにも、作りたい作品に必要な道具を買い足していくのがおすすめです。
また、安くてもOKな道具もあれば、これはちゃんとしたメーカーのものを使ったほうがいい。というような道具もあります。
道具を揃えた時にかかる金額も計算してみたので、いくらかかるんだ?と思っている人もいますよね。
こちらの記事でレザークラフトに必要な道具と金額を紹介しているので参考にしてください▼
レザークラフト道具入門セット
バラバラに買うのはめんどくさい!安く早く道具を揃えてレザークラフトを楽しみたい!という方には、入門セットがおすすめです。
まずはセットを買ってみて、後から少しづつ追加したり買い換えるのもありかなと思います。
ただし、ぶっちゃけこういった入門セットには、使わないものやちょっと質の悪い(ごめんなさい)道具が入っていることもあります。
おすすめの道具セットを調べてまとめた記事もあります▼
>>レザークラフト道具セットのおすすめ5選【初心者の悩み別】
レザークラフトで100均の道具で使えるもの
専門的な道具が多い中、100均で売っているものや家にあるもので代用できる道具もあります。
ただ、ちゃんとしたメーカーのものを使う方がいい道具もあるので、下記の記事にまとめました。
わたしはオーダーで5万円くらいの財布やバッグを作っていましたが、100均の道具も使用していましたよ。
安く始めたい方はこちらの記事を参考にどうぞ▼
>>100均記事
③革・パーツを買う
作品の大きな決めてとなる革。
色や質感などをイメージしながら革を選ぶのはワクワクしますよね。
とはいえ、レザークラフトで使う革は何がいいのかわからない人も多いと思います。
代表的な革の種類としては、
牛・豚・ワニ・羊・馬
があります。
牛革は値段が安いものも多く、手に入りやすく扱いやすいのでおすすめです。
近くに革を売っているお店がないという人も多いともいますので、ネット通販が楽チンです。
通販でハギレセットを買う時には、小物を一つが作れるようなサイズのものを選ぶようにしましょう。
中には全然使えない部分ばかりが入っているハギレセットも販売されていますので・・
また、使いたい金具と、金具を取り付けるときに必要な道具も揃えておきましょう。
革、パーツ、道具を取り扱っているお店なら、まとめて買って送料をうかせることができますよ。
おすすめのネット通販の革屋さんを紹介している記事と、買うときのコツもチェックしておいてくださいね▼
>>レザークラフトの革が安い店5選【通販で革を買う時のコツ】
④型紙作成
今までに洋裁や建築などで型紙を書いた経験のある人は、型紙にチャレンジするといいと思います。
逆に、型紙書いたことないし書き方もわからない。という人は、型紙のサイトや本を利用して作ってみましょう。
だんだん慣れてきて、自分でデザインしたものが作りたくなってから、型紙を作ってみるといいと思います。
型紙が作れるようになると、自分の好きなサイズ・好きな仕様・好きなデザインを作ることができてとても満足できますし。
最初は難しく感じるかもしれませんが、独学でも頑張れば型紙を作るようになれます。
レザ森はレザークラフトの型紙の作り方を教えてもらったことはありません。
型紙作成はちょっとハードルが高いかもですが、レザークラフトに慣れてきたら、ぜひ型紙にもチャレンジしてみてくださいね。
全く初めて型紙を引くという人は、こちらを参考にどうぞ▼
>>レザークラフトの型紙の作り方を完全解説|初心者におすすめの方法とは?
⑤革を切る・漉く
材料や型紙が準備できたら、作業を始めていきましょう。
まずは型紙を革に書き写して、革を切って(裁断して)いきます。
革を切る専用の道具の「革包丁」というものを使うか、大きめのカッターで代用しても大丈夫です。
最初はきれいに切るのが難しいかもしれませんが、経験を重ねるうちに力の入れどころなどのコツがわかってくると思いますよ。
ハサミで切ると断面が綺麗に揃わないので、革包丁やカッターを用意しましょう。
また、レザークラフトで多くの人が悩むポイントの一つに「漉き加工」があります。
革が重なる部分や、折り返す部分を薄く加工する方法のことですが、革包丁や道具を使って漉くことができます▼
>>革漉き機の代用ができる道具6選|ベタ漉きもできる方法をご紹介
⑤縫う穴をあける
型紙通りに革を切ったら、縫う場所を接着して縫う穴をあけていきます。
レザークラフトで使う革は硬くて厚みもあることが多く、布のように針で穴をあけながら縫うことができません。
そのため、あらかじめ縫う場所に穴をあけておきます。
※革用のミシンを使う場合は縫う穴はあけません。
⑥縫う
革に縫う穴をあけたら、革用の針と糸を使って縫い合わせていきます。
レザークラフトでの糸の縫い方は色々ありますので、順番に練習していきましょう。
コツをつかめば、ミシンで縫ったように綺麗な縫い目に仕上がりますよ♪
⑧仕上げ処理(必要に応じて)
革の断面(コバ)を磨くことでツヤが出て強度を持たせることができます。
これをコバ磨き(コバの処理)と言います。
革の種類によって光沢がでる、でないが変わります。
コバを磨くことでどんどんツヤが出て仕上がりに差がつくので、コバ磨きが好きな方はかなり多いんじゃないかな~って個人的に思ってます。
レザークラフトでの騒音について
レザークラフトでは、トンカチを使って叩く作業が多くあります。
そのためマンションや住宅での騒音が出せない場合にはとても困りますよね。
ちなみにわたしがマンション暮らしだった時のレザークラフトの騒音対策としては
「音のでる作業は日中にベランダでやる」でした。
毎日何時間も大きな音を出すわけじゃないので、配慮しながらベランダでササッとやってました。
ベランダでやるのは推奨しませんが(笑)
騒音対策5つをまとめた方法も参考にどうぞ▼
>> https://leathercraft-no-mori.com/noise/
レザークラフト初心者向け|始め方や必要な道具【完全ガイド】まとめ
レザークラフトを趣味に色々な革製品を作れるようになれば、本当に楽しいですよ。
上達するほど売り物のような作品が作れるようになるので、周りにもビックリされるかもしれません^^
揃える道具や覚えることはたくさんありますが、一歩一歩楽しんで進んでいってもらえればと思います。
まずは簡単なキットから始めるのもおすすめですよ。
コメント